みんなが狙った伴奏役

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見栄っ張りの私は、ピアノを習っているという響きが好きでした。
そして、あの子ピアノがすごく上手なのよと人から言われることがとても嬉しく、そして得意になっていました。
その反面、練習が嫌いでした。

 

嫌いだけれど、練習しなくては上手になれず、上手じゃなければ先生に会や式の伴奏役に選んでもらえません。
ピアノを習っている子のステイタスは、そういう目立つ場面で伴奏をすることでしたので、当時そのために頑張っていたと言っても過言ではありません。
ある程度弾ける子たちは、皆その座を狙っていました。

 

弾ける子を並べてみると、際立って上手い子が学年に1人、その次に上手い子が各クラスに2〜3人、あとは習っているけれどだいぶ遅れてるといった感じでした。
際立って上手い子がクラスにいる場合はもう悲劇で、その次に上手い子たちにチャンスはなく涙をのむしかありませんでした。
際立つ子が居なくて、その次が2〜3人の場合がし烈な争いをすることになります。

 

今から思えば恥ずかしいのですが、音楽の授業が始まる前の休み時間は、今の自分が弾ける最高の曲をみんなの前で弾くアピール合戦でした。
人が自分が弾けない曲を弾けば焦り、新しく習得した技術でもって対抗したりもしました。
となりの準備室にいる先生に聴こえることを意識して、精一杯のプレゼンをしていたわけです。

 

私は幸運にも先生のおめがねにかない伴奏役を掴み、目立ってる自分に満足したのでした。
ピアノはそんな不純な動機で高校に入るまで習いましたが、高校生になって初めての音楽の授業前の休憩時間、男子生徒が弾く姿にノックアウトされてやめてしまいました。

 

 

 

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